ここちよい私を探して ~乳がんになんか負けない

2014年7月、乳がんと診断されました。 全摘手術して、抗がん剤、放射線を経て、ホルモン療法真っ最中。 そして2016年、ようやく本格的に社会復帰! 楽しいこと、うれしいこと、これからたくさんありますように。

カテゴリ:乳がん治療 > 入院・手術

2年前の今頃のことを思い出すと、いろんなことをネットで調べてたな、と改めて思う。

たとえば、入院準備。
入院って、なに持っていけばいいんだろ。
まずは、着替えとか、歯ブラシとか、パジャマとかいるよな…。
手術するとなると、特に必要なものってあるのかな。

そんなことを調べて、
これは持っていってよかったな。
これはいらなかったな。
っていうのをまとめてみた。

まず、
●役に立ったもの

1. 使い捨て下着
これ、一番よかった。
洗い物が少ないって、すごく気楽。

楽天で見つけたのはエステ用の50個セットで、こんなに沢山いらないんだけどって思ったけど、
今後一人暮らしで抗がん剤やるし、副作用ひどかったら毎日洗濯なんてしたくないかも、って思って50個セットを買った。

何日も動けないほどの副作用はなかったから、まだいっぱい残ってるけど、それでも、たまに使う。

私が買ったのは、こんな感じ↓↓
一個ずつ小さく丸まってるので、コンパクトなのもうれしい。左側は10個入りの状態。
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2. バスマット
ちゃんとしたバスマットじゃなくてもいいと思うけど、お風呂のあとに、自分専用のマットがあると快適。
私は「入院中は、かわいいグッズがあるとうれしいな」って思って、ミッキーのバスマット買っちゃった。

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3. 柔らかめのハート型クッション
は?? って思うかも知れないけど、これオススメ。
実は私の手術経験は、これが2度目だったんだけど、はじめてのときもクッションは役に立った。
そのときの手術は、右手の骨の腫瘍摘出。(良性の腫瘍、ね。)
手術後しばらくは、肘から先はシーネっていう骨折したときなんかの固定に使う板を使っていて、包帯でぐるぐる巻き。
ベッドで寝てると、このシーネが邪魔をして腕の置き場にすごく困った。

で、何かないかと、当時大流行してたビーズクッションを買ってきてもらったら…。
寝るときも座ってるときも、この上に腕をおくと安定して、すごく重宝。

でも今回は、「クッション、また役に立つかな」っていう程度で、
しかも、たまたまうちにあったハート型。

でも、コレが大ハマリ。
手術直後は、患側の腕を動かすのは結構痛い。なにしても痛い。リンパ郭清のせいも、あるのかもしれないけど…。
先生には、「手はなるべく上げといて」って言われるけどイタイ。
なので、ハートクッションを上下逆にして枕の横に置いて、その上に腕をのせると、安定していい感じ。

あとは、お見舞いに来てくれた職場の人と会うときなんかは、このクッション抱えて談話室行ったりして。
片方のおっぱいはなくなっちゃったけど、もう片方はノーブラだし。
それに、胸のあたりに視線を感じるのがイヤだったし。
お見舞いに来た職場のボスも、生命保険の担当の人も、男の人だったから。

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4. ヘアバンド
入院前に長かった髪を切ったから、ショートボブだったけど、
それでも、術後の入院中はヘアバンドを常時愛用。

手術後の患側の腕は、全然自由がきかなくて自分でシャンプーするのは大変だったから、ぼさぼさになっちゃって。
洗顔するとき用に持っていったけど、マストだと思う。

5. 耳せん
慣れない病室って、いろんな音が気になる。
特に、手術前夜は、緊張もあって眠れないし。
使い慣れない人は、事前に練習しとくといいかも。

5. iPod・ラジオとか
やっぱりこれは、いわずもがな、の必需品。


●いらなかったもの
1. パジャマ
レンタルで十分。周りの入院患者さんも、ほとんどがレンタルで、みんなオソロ。
サイズも形もバリエーションあるし、契約も解約も手軽に対応してくれたし。
なにより、洗濯しなくていいいし。


他にも何かあったかな…。
ハートのクッション、ピンク色を新調したくなってゃったな。(#^.^#)

今日書いた過去記事はこちら↓↓
  2014.07.30  仕事の調整をNへ嘆願
  2014.07.31  Tに報告
  2014.08.01  T病院での検査結果

ではでは。
今日はこれにて。


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「朝の10時までにはベッドを空けてくださいね」といわれたので、
それまでに着替えと荷物のまとめをして、退院準備。

ドレーンが抜けたとはいえ、左手はまだまだ動かないし重いものも持てないから、
なるべく右手ばかりを使う。
それでも少しは左手を使っちゃうし、やっぱり痛いから、休み休みゆっくり準備。

今回もまた、妹夫婦が車で迎えに来てくれる。
退院直後はひとりで過ごすのはやっぱり少し不安だし、体が不自由なことも多いから、1, 2週間は、妹たちのところに寄せてもらうことにした。

この病室の方たちとも、ひとまずバイバイ。
みんないい人ばかりで、沢山おしゃべりしてお友達になれた。
病気のことはもちろん、家族のこと、お仕事のこと、あとはなんでもないこともおしゃべりして、楽しかったな。

大部屋って、気遣いしたり、周りの音が気になったりしてイヤ、っていう既成概念がまるごとすっかりふっとんだ入院生活。
9泊10日って、いまどきの入院期間にしたら長いほうだと思うけど、いい人たちばかりでホント良かった。

お隣さんは、
昨日が手術の日で、夕べは別の部屋にお泊り。
残念だけど今日は会えそうにないから、おき手紙を書いておく。読んでもらえるかな。

あとのもうお二人ともメールの交換できたし、退院しても、たまには連絡させてもらおう。
しばらくのお別れ。

なんか…、
慣れ親しんだ我が家から独立させられて、独り、闘病生活という大海原に飛び込んでいく、そんな感じ。

ほら、
「キタキツネ物語」で、フラップとレイラが、自分の5人の子どもたちに襲い掛かって、巣から追い出して独り立ちさせる、あんな感じ。
この映画、去年、「キタキツネ35周年リニューアル版」が公開されたけど見てないな。
35年前の大ヒットのときは、テレビで見て泣いたっけ…。まだ10代の頃か。
その頃の自分、「独り立ち」っていう意味、どのくらいわかってたのかな。

けどね~、
別にいま、私はここで襲われているわけじゃないし、
確かに「闘病生活という大海原」は眼前に広がっているけど、キタキツネみたいに大自然の猛威と隣り合わせっていうわけじゃない。

今日だって、迎え入れてくれる身内がいるし、
この病院とも、これからの治療の面倒を見てもらってお付き合いは続くわけだし。
今の私にあるのは、ただの「不安」。
小さいキタキツネがいきなり直面する大自然の猛威にくらべたら、穏やかなもの。
この日本で、背後から猛禽類に襲われて食べられちゃったりしないもの。たぶん…。

わかっちゃいるが…。


手術後ひと月程度すると、病理検査の結果が出るらしい。
手術前に検査はしてるけど、実際にモノを顕微鏡で見て、はっきりと診断が出る。
その後、それを踏まえて治療の方針を決めて行く。

抗がん剤治療はするつもりでいるけれど、始まるとしても10月の半ばくらい。
それまでは、ゆっくりと過ごしながら、腕のリハビリに励んでいよう。
映画でも、みるかな…。(^^)


夕べ、主治医のK先生が病室に来て
「明日ドレーン抜きましょう。もうきれいになってるし、それで問題なければ明後日くらいには退院かな」って言ってくれた。

そして、今日の午前中。
先生たちが大勢で回診中に、「今日はドレーン抜きますね~」と。

えっと、確かこの先生、
手術前日にセンチネル生検準備の注射をしてくれた先生だ。
すごい痛くて、うめき声出ちゃった、あの注射。

「はーい、…」
え? いま? 
なんかずいぶんと大勢の先生たちが、ベッドの周りにいるけど…。
ありゃ? 主治医のK先生はどこにいるんだろ…。キョロキョロ。

ベッドに横になって、
みんなとオソロの、パジャマのボタンを外すと、
左右両側からそれぞれ2本、4本の手が伸びてきた。
けど、K先生の手じゃないよ。

まずは、
キズの上を大きく覆うように貼られている、透明の薄いフィルムを剥がす。
イタタタ。肌が引っ張られて痛いよー。

傷口は糸で縫っていないから、
身体の中心付近から左のわきの下の方へ伸びる、1本のくねった線のキズがあるだけ。
もう、だいたいきれいに合わさっていて、その合わさっている谷間を埋めるように黒いものがすーっと細く乗っている。
固まった血。
切ったあとに透明のフィルムを貼り付けて、術後の出血はたったこれだけかー。
なんかおもしろいなー、って思いながら傷を凝視。
あのフィルムどうやって貼り付けたんだろう…。
サロンパス貼るだけでも、よれちゃって失敗するのに。

フィルムを取ったあとは、キズの上に細いテープを貼る。
長さ3cmくらい、幅は4mmくらいのベージュ色のテープを、
左胸を横断しているキズに対してだいたい直角になるように、数センチ間隔で貼り付けていく。

4本の手は、私の目の前でせわしなく手際よく動いている。
「これ、ムリにはがさないでね。自然に取れるまでそのまま貼っておいて」って言われた。
粘着力、つよそーだな。
はがれないでね。テープさん。

そしてドレーン。
アンダーバストの辺りから2本のチューブが伸びてる。
もう、アンダーもトップもないけどさ。

まずは1本目を、しゅるしゅる~っと引き抜く。
痛くもなんともない。
そして2本目。しゅるしゅる~。

あとで、もれてきちゃうかも知れないから、ドレーンの刺さってた穴の上にガーゼを置いて、テープで留める。
おしまい。

作業の途中、大勢の人をかき分けて後ろのほうからやってくるK先生が見えたけど、
もう終わっちゃったよー。

ドレーンが抜けたら、体が動かしやすくなった。
どうやら、あのドレーン、
先生が言うには、神経の近くを通っちゃっていたらしく、じっとしていても左腕と左わき腹が痛ダルかった。

それが、、、
かるーい! 
歩いても変な痛みがないからスタスタ歩けちゃうし、体をまっすぐにできるよ。

テープで貼ったガーゼも汚れてくることもなく、順調順調!

明日は退院だ!


今日は、リハビリ初日。

午後の開始時間になると、ナースセンターの前に患者さんたちが集まる。
今日は、6,7人くらいかな。
もう退院間近な患者から、私みたいに「今日が初日」って言う人までいろいろ。

さて、
予想はしていたが、さっぱり動かせない。
ワキのリンパ郭清って、こういう事態になるのか…。

まず第一日目は、
腰を前にかがめて、患側の腕をだらーんと下にたらした状態で、手で円を書くようにゆっくりとまわす。
右回り、左回りと、くるんくるんと。

これだけなのに、痛い。
なんてこった。

そういえば、手術前に
「『リンパの郭清』って具体的にはどういうことですか?」って、
主治医の先生に聞いたら
「ワキの下の肉を、ガッ、とつかんで、ガッ、と取るって感じ」って言ってたっけな。

最終目標は、頭の上へ延ばした両手を組んで、手のひらを上に向けてワキを延ばす、っていう背伸び。

背伸びが目標か。
しょうがないね、がんばろ。

それと…、
歩くときも、なんか、猫背なんだよね。
胸のキズがつっぱって、まっすぐにするのはまだ辛い。
まー、これも少しずつ元にもどるでしょう。

普段歩くときは、ドレーンの袋は専用の小さなポシェットにいれて、幼稚園バッグみたいに斜めがけして連れて歩いている。
パジャマは、患者さんのほとんどがレンタル。
てなわけで、患者さんはみんな同じようなイデタチ。

患者さんそれぞれで状態は違うし、もちろん術式も違うし、再建の人もいるけど、
みんなも自分と同じように、病気にショック受けたりしながら、こうしてオソロのパジャマ着てるんだろうな、なんて思う。

同部屋のおとなりさんは、数年前に手術して今回は再建だって言ってたから、術後に抗がん剤やったのかなーと思って聞いてみたら、
「あー、アタシ、抗がん剤も放射線もやらなかったのよ~」って言っていた。ごく初期だったのかな。

それと、手術後の辛さって、何年経っても変わらないみたい。
「以前とおんなじよ~。前とおんなじように、今回も一晩苦しんだ~」って言ってたけど、
そりゃそうか、全身麻酔でメス入れられた後の人間の体の反応なんて、医学が発達したって、そうそう変わるもんじゃないか…。


リハビリも始まって、大した不都合もなく元気に過ごした一日も、そろそろおしまい。
部屋には元気な患者が二人だけ。

夕飯も食べて、看護師さんの検温&見回りも完了。
そして消灯~~。
おやすみなさい。。。zzz...

…。
あれ?? 今、何時だ? 
11時過ぎてるけど、部屋の電気ついてるよ。
元気な患者は、看護師さんに忘れられちゃうのね。この部屋、一番奥だし。

はいはい、電気くらい自分で消せますよ~~。
他にも患者さん沢山いるんだもの。
医療の現場は、夜も忙しいのよね。


手術から2日たつし、もう気分はすっきり。

普通なら、今日あたりから腕を上げるリハビリ教室も始まるみたいだけど、
今日は日曜日だから、リハビリはお休みの日。

私の一日前に手術した同部屋のお二人は、もう退院しちゃったので、
今日は、4人部屋にお隣さんと二人だけ。

午後になって、静かな部屋に、母と姉がやってきた。

「田舎から上京」っていう感じ。
母は、もう後期高齢者。
こっちが引くくらい気が強いところがあるクセして、なにかというと心配性で、「ここぞ」という時には、そのへなちょこぶりを如何なく発揮して動揺する、っていう手のかかるタイプ。

今回、この病気のことは、知らせないっていう選択もあったのかも知れないけど、
検査結果がほぼ確定した段階で話をした。
って言っても、姉に頼んだんだけど。
話したあとは、何日も泣いちゃって泣いちゃって大変だったらしい。

母は最近私たち娘に対して、「娘たちは、自分になんか隠してるんじゃないの?」みたいな疑念を持っているような気がして、
(別になんにもないのに…)
ここで隠し事したことが後で母に知れたら、この後どんなに正直に話しても、何にも信用してくれなくなっちゃうかも、って思って、話すことにした。

もちろん、こと細かに話して不安をあおるようなことのないように、比較的うれしい情報だけを、ね。

それでもやっぱり、泣きそうな顔してやってきた。
まー、だいたい予想はしてたけど。
あとで聞いたら、姉が「本人の前では絶対泣くな!」って言っていたらしい。

母の心配そうな動揺した目を見るのは、すごくイヤ。

「大丈夫だよ。すぐ退院だよ。」って励まし(?)ながら、ちょっと状況説明してあげる。
母としては、自分が色々世話を焼いてあげられないのが、もどかしいみたい。

しばらく話をして帰っていった。
ごめんね。

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