ここちよい私を探して ~乳がんになんか負けない

2014年7月、乳がんと診断されました。 全摘手術して、抗がん剤、放射線を経て、ホルモン療法真っ最中。 そして2016年、ようやく本格的に社会復帰! 楽しいこと、うれしいこと、これからたくさんありますように。

カテゴリ:乳がん治療 > 検査

第14回日本臨床腫瘍学会学術集会が、7月28日から3日間の日程で行われていた。
会場は、神戸国際展示場。

その中での演題を見ていたら、ワークショップの中の「Luminal乳癌の術前薬物療法は、内分泌療法か、殺細胞性抗癌剤か?」という演題に目が留まった。

術前の薬物療法に、化学療法じゃなくて内分泌療法っていう選択もあるかどうか、っていう話題。

私の周りでは術前薬物療法をしたという人がいなかったし、自分の治療も手術から始まったので、術前薬物療法はあまり身近な話題としては感じていなかったのだけど、
ここ最近は、術前薬物療法でどんな効果が出るかによって、その後の治療をどう進めるかっていう研究も進んでいるらしい。

それでも今はまだ、術前薬物療法といえば化学療法が一般的で、内分泌療法については十分なエビデンスがないという状況ではあるらしいのだけど、学会集会のワークショップでこういった演題が出てくるというのなら、何年後かには術前薬物療法の選択肢が増えてくるのかな、と思った。

術前薬物療法の目的は、病巣を小さくしてがんのステージを下げるということ。

私も2年前、ひととおりの検査が終わって今後の治療方針を決めるときに、その選択肢の一つとして術前薬物療法の話もあって、そのときのお医者さんにも「小さく出来るかもしれませんよ」と、説明された。

それともうひとつ、「病巣を持っている段階で薬物療法すると言うことで、その薬に対する反応が見えるので、今後の治療方針を決めていくときの目安にもなる」っていう話もされた。

最近では後者の方の考え方で、術前薬物療法をすることが主流になってきているらしい。
ただ単にがんを小さくするだけでなく、その後にどんな薬物が有効なのか、それはどんな組み合わせなのかがわかれば、治療効率がいい。

もちろん、それに加えて、
そのときの患者のLuminalタイプは何か。閉経前か後か。リンパ転移は。再発スコアは。組織学的グレードは。Ki-67は。…。
また、患者は化学療法を忌避していないかどうか、ということも、その後どういう治療にするかを大きく左右することだと考えると、どれだけの組み合わせでの研究が必要なのか、よくわからないけど…。

それと、
オンコタイプDXで見る、再発スコアっていうのも興味深いなって思った。
「オンコタイプDX(ディーエックス)」っていうのは、手術で取り出した乳がん細胞の遺伝子を検査することで、
乳がんが再発する可能性が0から100の数値(再発スコア)で表される。
数値が小さい(低リスク)なら、ホルモン療法のみ。
数値が大きい(高リスク)なら、ホルモン療法に化学療法を加える。というような選択が考えられるので、
負担の大きい化学療法を、より的確に実施する指標になる。

検査対象は、早期浸潤性乳がん患者で、
・リンパ節転移がない場合:エストロゲンレセプターが陽性の人
・リンパ節転移がある場合:閉経後で、エストロゲンレセプターまたはプロゲステロンレセプターが陽性の人

このオンコタイプDXは、アメリカでは少しずつ広まってきているらしいけれど、
日本ではまだまだ高価。
現時点の価格はわからないけど、2年前の2014年で45万円。保険適用ナシ。
どの病院でもすぐにできるっていうわけでもないらしい。

私の場合は、
もう、「術前」には戻れないから、関係ないといえば関係ないのだけどね。(^^;)

今日書いた過去記事はこちら↓↓
  2014.10.03  八天堂のくりーむパンを持って、以前の職場にあいさつ。

ではでは。
今日はこれにて。

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今日は、術後2年目の検診に行ってきました。
午前中に、採血とエコー。午後からマンモグラフィー。

朝の8時半くらいに病院に到着して、まずは採血。
相変わらず混んでるな~。
けど、30分くらい待ったら呼ばれたから、意外と早かったかな。

左腕は患側なので、右腕で採血。
だけど、ウイークリーパクリタキセルのお陰で、右腕の見えそうな血管はもうぺちゃんこなので、
採血してくれる人は、大抵いつも「う~ん…」どうしましょう、って、
血管探して腕をひっくり返してみたり、叩いてみたり…。

なので、こちらもすぐに、
「最近はいつも手首の近くでお願いしちゃいます」って言って、採血してもらう。
そんなとこ刺すのは痛いんだけど、ぺちゃんこで見えない血管を針の先で捜されて痛い思いするよりずっとマシ。
針を刺すときに、手首の角度にちょっと気を使うけど、それももう慣れちゃった。

今日は、がん友のMちゃんも外来だって言ってたから、LINEしてみた。
私は午後も検査があるし、待ち時間中に会えそうだな。(^^)

そして、次。9時半からエコー。
毎回思うけど、エコー検査っていつも丁寧だな~って思う。
ベッドに寝て、体を少し横向きにするために背中に入れる枕も、
肌に当たって冷たくないように温めてあるし、ジェルもあったかくて気持ちいい。
検査後にくれるおしぼりタオルも、熱々で大きくて使いやすいし。 

と、ここで…、あ、しまった~~。
待ってる間に左腕あげる練習しとくんだった…。

実は、私、
いまだに左腕の上がり具合は芳しくない。
普段、腕を動かす頻度が少ないのかな、ってちょっと反省してる。
案の定、「もう少し腕上がりますか~?」と言われちゃった。
ちゃんと画像撮れるかな…。
なんて思いながら、こちらも終了。

そろそろMちゃんも来てる頃だな~、っと、外来を偵察に行ったら、ご主人と一緒のところを発見。
やさしい笑顔で、挨拶されちゃいました。(^^)
Mちゃんとは入院中に同部屋で、抗がん剤の投薬もほとんど同じペースだったから、ヅラ仲間でもあるのよね。
病院で、がん友ちゃんに会えるのは、やっぱり少しほっとする。

さて、ホッとさせてもらえたところで、次のマンモグラフィーは午後の1時45分。
その間に、病院内の美容院へ行ってみよ~~!! って、実は脱ヅラ計画を進行中。

実は、5月下旬にもこの美容院で切ってもらっていて、
そのときも「よーし、これで地毛デビュー」って思ったんだけど、
思いのほか、くりんくりんが強くって、やっぱりヅラ生活に戻っちゃった。

だけど、今回こそは!! と、意気込んでLet's go!
で、切ってもらいましたよ! 
くりんくりんで伸び放題の髪は、美容師さんもやりづらいみたいだったけど、
そこはやっぱり慣れているらしくて、ショートカットにしてもらった。
まだ短い前髪も、うまいこと隠れるようにセットしてくれたし。(^^)v
投薬のあとは白髪が増えちゃってて、かなり白い範囲が広いけど、まーいいや…。(^^;)

そしてお昼は、病院内の見晴らしのいいレストランで済ませて
ようやく、マンモ。

右側だけで4枚撮影。
以前から石灰化を指摘されているので、丁寧に見るらしい。
進行してないといいな…。

さてさて、ようやく完了。
帰りは、Mちゃんとスタバで待ち合わせ。
たくさんおしゃべりして帰って来た。
通院も、いつもこういう楽しい感じだといいんだけどな。

針刺されたり、マンモで挟まれて痛くても、これで帳消し。
検査結果は来週。問題なくパスできますように…。



ではでは。
今日はこれにて。

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今日は骨シンチの検査で、骨への転移がないかどうかを調べる。
この検査一回で、全身の骨の検査ができるらしい。

まず10:30に撮影準備の注射。この注射後、薬が全身に浸透するまで3時間くらい待つ。
その間は何をしていてもよいし、食べ物の制限もない。

その後、再び検査室へ行って撮影。
撮影直前には、トイレに行ってちゃんとおしっこをしとく。

この撮影は、患者は台の上に仰向けで寝ているだけ。
台の上に寝ると、体が動かないように太目のベルトを掛けられて、その上にふんわりとシーツを掛けられた。
技師さんに「狭いところ、だいじょうぶですか?」と聞かれたので、
「う…、あんまり得意じゃないです。」って答えたら、ちょっと笑ってた。

この検査、MRIみたいな閉所ってわけじゃないけど、
顔の前から足元までを、黒い四角い板が、体にかなり接近したところを平行移動しながら撮影する。
この板が、顔の前までかなり接近してくるのが、閉所恐怖症の人にとっては難関。

技師さんは、「近寄ってくる板じゃなくて、天井とかを見てて下さいね~」って教えてくれた。
ふむふむ、天井ね。
頑張ろ。

始まったら…、
ん? 天井なんか見えなくなっちゃうよ。
というわけで、目をつぶって「数字数え作戦」に変更。
手術後の辛いときも、数字数えてたら寝ちゃったし。

い~ち、に~ぃ、…、
りらっくす~~。いい調子。

顔の前が終わって、板がお腹とか足のほうへ動いて行ってしまえば、もうなんて言うことはない。
大して時間もかからず終了。

今日は、この検査の後に、
腫瘍内科の先生に会って、ちょっと質問したいことがあった。

来週から投与が始まる抗がん剤のこと。
「ACじゃなくて、TCでいけないかな」と。
(そのときの詳しい記事はコチラ

で、いつもの外来で看護師さんに、先生に会いたい旨を伝えて待っていたら、
先生からの伝言ということで、「骨シンチ後は被爆した状態なので、なるべく早く病院から出て、外から電話をしてください」といわれた。

へ? 被爆? 
はぁ、そうですね。確かに被爆してます。
病院内には、体力の落ちている患者さんとか、特に子どもの患者さんもいるので
そういう方たちにとっては、検査とはいえ被爆直後の人には近づかないほうがいいらしい。
そうかー、そういうこともあるのね…。

というわけで、外から電話。
内容は、それほどややこしいことじゃないし、その場で納得。
これで、化学療法で使う薬が決定した。
ACを3週間ごと、4クール。 パクリタキセルを毎週、12クール。 で、半年間。
来週から始まるぞ。

帰りの電車でシートに座っていたら、
隣に小さい男の子が座って来た。まだ幼稚園くらいかな。
ママと一緒で、お行儀がいい。

おっと、私、「被爆者」でした。
なので、子どもから遠いところに座りなおす。
なんだかな…。


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T病院に、紹介状と検査資料をもらいに行った。

いすに座って待っている間、たまたま目に入った乳がんの小冊子を手に取った。
パラパラとめくると、あるイラストに目が引き寄せられた。

片方の胸にばってんを書かれた女の人が、しょんぼりとうつむいて泣いている。
マンガのひとコマみたい。
なんだか、茶化してるようなデリカシーのなさに、製作者のセンスを疑った。
バカにされてるみたい、なんだか腹立たしくなった。


紹介状のあて先は「G病院 乳腺外科」とあるだけで、医師名はなかったから予定通り明日G病院に行ける。

組織診のプレパラートも受け取ることができた。
「これは、あとで返却しにきてくださいね」と。
ふ~ん、そういうモンなんのか。

プレパラートって、なんだか懐かしい。
小学校の理科の授業で、薄~く切ったたまねぎをプレパラートにはさんで、顕微鏡で見たっけな。
あのときの理科の先生、なんて名前だったっけ。楽しい授業だったな。

でも、今持っているプレパラートには、おっぱいのがん細胞か…。
なんてこった。


一連の検査結果を聞きに病院へ行く。
でも、その前に、
同行してくれる妹に乳がんのレクチャー。

これまで、ネットでもいろいろ調べてみたけど、
だれが書いてるのか、いつの記事なのか、よくわからないサイトも沢山ある。
あちこち宣伝や広告もあるし、落ち着かないので本を1冊買った。

「治療を始める前に読む 乳がんの本」イカロス出版 (2014/2/17)

まさしくこのタイトル、今の状況にぴったり。
何度も繰り返しページをめくった。

そうやって、
私がここひと月で勉強した付け焼刃を、この本とか、ネットやらを見せながら妹に説明した。

冷静に話していたと思う。
だんだん、自分のことなのかなんなのか、わからなくなってきた。

妹の口ぶりも、どこかの誰かのハナシ、みたいな感じ。
自分では、自分の冷静さに感服し、
その冷静な姉に安心するように、リラックスして話を聞いている妹。

ミニ乳がん講習会。

きっと、お姉ちゃんが動揺してたら、妹のあなた、どうしたらいいかわからなくなって困るよね。
私は大丈夫。
動揺なんかしていない。
自分でも、自分にさえわからないように、こっそりと、そう言い聞かす。

このミニ乳がん講習会の前に、Uにメールを入れていた。
病院で話を聞いたあと、妹と別れて一人で部屋に戻って、一晩過ごすのが不安になっていた。

少しでも一人の時間を減らしたい、と、夕べはUに「行けない」って言ったけど、それから考えが変わっていた。

昨日Uからは、ジャイアンツ戦に誘われてた。
「今日の夕方、やっぱり行ってもいい?」
聞けば、4席チケットあるのに、お一人様なんだと。
「妹も連れてくれば?」と言ってくれた。
よかった。
ひとり、絶望の夜を過ごさなくてすみそうだ。


主治医の先生の話は、事前に勉強していったお陰でわかりやすく聞けた。
現時点での、検査結果。
 左乳がん 浸潤性乳がん
 大きさは30mm強
 StageIIa 又は IIb
 手術は、温存も考えられないこともないが、全摘+センチネルリンパ節生検を勧める
 抗がん剤治療は、アドリアマイシン系、タキサン系

このひと月、この病院で検査をしてきたけど、乳がんの手術症例数はとても少ない。
もちろん、がん拠点病院にはなっているし、がん治療に力を入れている総合病院ではあるんだけど。

考えた結果、転院を決めていた。
別の病院での手術を考えたい旨を伝えると、
先生は「そうですね、かまいませんよ。どこの病院?」と快く紹介状を用意すると言ってくれた。
生検のプレパラートもつけてくれる、と。
「一刻を争うようなことはないけれど、このまま半年放置とかは絶対ダメですよ。」と言われた。
「はい、いろいろ、ありがとうございます。」

今から思えば、
自宅近所の病院で、比較的リラックスして検査をできたようにおもう。
いきなり専門病院なんかにいったら、だぶんそれだけで緊張してただろうな。

先生との話のあと、妹と病院内のカフェへ。
もう、のどはカラカラ。
妹と少し話したあと、実家の姉に電話して報告。
「StageII」に安堵の声。私もホッとしていた。このときは。
妹のダンナ(私には義弟)も、心配して報告を待っていてくれていた。
仕事が6時には終わるから、その後会いに来てくれるらしい。メールで連絡を取り合う。

義弟とは球場で会った。
観客であふれる雑踏の中で
検査の結果と、転院をしたいこと、手術は無理に温存より全摘でいきたいこと、などを話した。
全摘には、「男らしいね」と義弟。ちょっと笑った。

義弟が来るまでの間、Uに妹を紹介して外野席に並んで座ったが、
Uはすぐに席をはずした。
妹と私が二人で色々話をしたいだろうと気を遣ったのか、居心地が悪いのか。
おそらく両方。

妹もUのことを察して「細かく気をつかう優しい感じだな」と思ったらしい。
どこかいないフリして、たぶん、どこからかちゃんとこっちを見て、気遣いする。

Uはしばらくして、「で、今日はどうだったの?」と聞いてきた。
かくかくしかじか、説明して、
どうしようもない状態じゃないってことがわかると、少しホッとしたようだった。

この日の試合は、ジャイアンツ戦ということしか覚えていない。
帰りは、うちの近所までUが送ってくれたけど、
試合の結果はどうだったのか。対戦相手さえも記憶にない。

そうそう、病院を出てすぐに職場のボスにも連絡した。
心配はしてくれてるし。
Stageを聞かれて2と告げると「じゃあ大丈夫だよ」と大きな高い声で笑っていた。

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