今日、東京江東区の豊洲に、日本でのマギーズ第一号となる「マギーズ東京」がオープンした。
マギーズ東京(公式サイト)
http://maggiestokyo.org/


私が「マギーズ」というのを知ったのは、つい数ヶ月前。
これもやっぱり、CAN友(がん友)さんから教えてもらった。


「マギーズ」とは、がん患者やその家族、あるいは医療者などがんに関わる人たちが、いつでも利用できる施設。
訪れるのに、がんの種類やステージなども関係なく、予約する必要もない。
マギーズセンターでは、患者や家族の抱える不安についてカウンセリングを受けることができたり、栄養や運動のこと、仕事や子供のこと、医療制度のことなど、色々な専門的な支援が受けられるのだそう。


もちろん、のんびりと過ごすために訪れることもできる。
病院でも自宅でもない「第二の我が家」。


第一号は1996年のイギリス。
2016年の今、全英では20ヶ所のセンターが運営されているんだそう。


病院では、皆忙しそうだし、誰に声をかけたら良いのかわからない。
でも、誰かに話を聞いて欲しい。
あるいは、なにも言わなくていいから、誰か黙ってそばにいて欲しい。
一人でいたくない。
そんなとき、ふらっと出かけていける場所があるなんて、なんてすばらしいことか。



でも今はまだ、
こういう場所って、世間的にはまだまだ特別な場所っていう認識をされてしまうのかな…。
ちょっと残念。
いつの日か、こういう場所が一般的になっていったらいいなって思う。


「生涯のうち、がんになる人は二人に一人という時代。
がんになることは、なにも特別なことじゃない。
だれしも、すぐ隣りにあること。」


こういうふうに言うのをよく聞く。
でも、「がん=死」っていうイメージが強いせいなのか、大抵の人は、がんなんて病気は、自分からは遠くにおいて置きたいもの。
だから「二人に一人」って言ったって、「こわいよね~」で済ませてる。


私もそうだった。
がんが、自分にも身近なものだなんて、頭をよぎったこともなかった。


がんを遠くにおいておくから、がんに対する認識はいつまでも変わることはない。
だから、自分や家族ががんになったときに慌てふためいて動揺する。


動揺するから尚更、マギーズセンターのような支えが必要となる。
そういう構図もあるんじゃないのかな、って少し思う。


がん治療がどんどん進んでいる今、一度がんになったあとも、つらい治療しながら長く生きる人生もある。
再発の不安を抱えながら生きていく人生もある。


「がんは慢性疾患」って、聖路加国際病院リエゾンセンターの保坂隆先生も言っていた。
もはや、「がん=死」ではない。


これからの時代は、
「がんとどう闘うのか」
「どうすることが負けずに生きて行くっていうことなのか」
「生きるってどういうことなのか」
「なんのために生きるのか」
こういうことを、自分のがんの向こうに「死」を見ながら、死ぬまでの人生を生きていく。そういう時代。

そんなふうな認識が、これからの世の中に少しでも広まっていったらいいなと思う。


でも、その一方で、
「がんにならなきゃ、わからないことがある」
「がんになって初めて、気づくこと・考えることがある」っていうふうにも思う。

だから、やっぱり
「がん=死」ではないけれど、がんは人の人生観を変えるほどの力をもつ、命を脅かす病であることには変わりはない。
そんな病気を、私は患った。

今、がん患者である私にできることは、果たしてなんだろう。
すべきことは、一体なんだろう。


がんにならずに生きていく人が、考えるべきはなんだろう。



目に見えない何か大きなものが、
目に見えない何か大きな問いを、
私たちに投げかけている、そんな気がする。


ではでは。
今日はこれにて。


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